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【映画レビュー】グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札【ネタバレあり】

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崇拝するニコールキッドマン主演というだけで観ました。『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』ネタバレレビューです。

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描かれているのは、グレースケリーがモナコに嫁いで6年後。すでに子供達も育ってきている頃。夫のレーニエ3世との関係にはヒビが入りかけていて、そこへフランスからの政治的な圧力が加わり、さらにもう一つ、彼女とレーニエの立場を危うくする出来事が!

華やかな結婚式だのケリーバッグの由来だのの時期の後で、知ってる逸話はまったく出てきません。あの衝撃的な事故死も描きません。

映画が始まってすぐに、「この映画は実話を元にしたフィクションです」とあるので、わざわざこう書くかなーなんでかなーと思ったら、、、ずいぶんと政治的なテーマの物語でした。

モナコvsフランス。財政危機のモナコ。フランスの侵略を恐れるモナコ。フランスはドゴール首相の時代ですね。

ちなみに、この映画の公開にあたっては、モナコ王室が抗議したそうです。

フランス・アメリカ・ベルギー・イタリア合作で、あれ?モナコ入ってない!と思ったのですが、なるほどモナコ王室の監修ナシで公開までいってしまった映画だったんですね。すっかり実話に基づいた伝記映画と思っていたら。

冒頭の「フィクションです」テロップにも納得。

〜〜〜〜〜

見終えての雑感。

しょっぱなから感じ悪いお局だなーと思った使用人のマッジ。ひっつめ髪、メガネでいかにもグレースのお目付役、監視役。

このマッジ、実はグレース夫妻の弱みを握ってモナコを弱体化させるためのスパイでは?と疑いの目が向けられます。

ことの発端は、情報漏洩。

途中、グレースがヒッチコックに映画出演を頼まれ、考えた挙句、承諾。フランスといざこざしてて発表のタイミング次第ではモナコ国民から非国民!と非難されかねないので、ヒッチコックとしっかり話し合い伏せておいた、、、にも関わらず、それがメディアに漏れている。

グレースの映画出演に関するやりとりを知ることができる立場にいたのはマッジくらい。その後も、フランス側にモナコ王室内の情報を流している人物がいるとしか思えない出来事が続きます。もう、犯人はマッジしかいない!とグレースは疑います。

ダウントンアビーの意地悪侍女オブライエンといい、貴族や王族なら当たり前とはいえ、本来なら家族水入らずで過ごせる家庭内に他人がいる生活は、気が抜けないものですね。

・・・と思ったらどんでん返し!

なんと、裏切り者は本当の家族の中にいました。

義理の姉、アントワネットが弟を追い出して自分が即位するつもりだったのです。

その後グレースは大公妃としてドゴールを招いての赤十字パーティをモナコ王室で開いてみるなど、モナコのために尽くします。

政治的な要素も強い映画ですが、なんだかんだで、ヒッチコック、マリアカラス、オナシスなど往年の映画界の人達も出てきて当時の銀幕の世界の一部を垣間見られるようで楽しいです。

赤十字パーティでのマリアカラスの歌うシーンは素晴らしかったです。

めでたく、モナコの危機はグレースの努力の甲斐あって回避され、レーニエの「愛してるよ」も聞けて、ハッピーなところで映画は終わりでした。

・・・・・

そういえば、フランス語のレッスンをさせられるシーンがあり、Rの発音で苦しむところなど、フィクションでなく本当にあったんじゃないかなーなどと。

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